クエン酸
ざくろにはクエン酸が豊富
石榴には豊富にクエン酸が含まれているため、さわやかな酸味が感じられます。
酸味といってもツンと刺激のある酸っぱさではなく、蒸発しない酸のため、
マイルドでおいしく感じられる酸味なのだそうです。
私たちが日常的に食べるものにはクエン酸の含まれているものが多く、
レモンをはじめとするかんきつ類や梅干など、なじみの深い成分といえます。
この成分の働きは、なんといっても疲労回復効果。
私は高校の部活でテニス部だったのですが、先輩たちから代々受け継がれるレシピがあって、
レモンを薄切りにしてはちみつ漬けにしたものを用意して食べてましたっけ(笑)
甘酸っぱくて喉の渇きもおさまり、すごく疲れていてもなんとか練習再開できましたね。
あれはクエン酸効果だったんですね!
クエン酸回路って何?
この成分は、脂肪や酸化物を効率よくエネルギーに変化させる働きがあります。
疲れたときに酸っぱいものを摂ると疲労回復するのは、このメカニズムのため。
これは「クエン酸回路」と呼ばれ、
この回路を発見したクレブス博士は1953年のノーベル医学生理学賞を受賞しています。
「クエン酸回路」とは、私たちの体内でエネルギーを生み出すシステムのこと。
まず、食物から摂取された栄養素は、8つの酸に分解され、
その分解過程でエネルギーが生産される仕組みになっているそうです。
クエン酸は、このエネルギーシステムを動かすための最初の着火材のようなものに例えられ、
この回路が動いていればエネルギーはどんどん作り出されていくそうなのです。
そして、だんだんこの回路の動きが鈍くなってきたら
またクエン酸を投入することで活性化するといいます。
部活で疲労が溜まってきた頃にはちみつレモンを食べさせられたのは、
こういう理論からだったんですね。
ざくろ以外に多く含む食材は
クエン酸を多く含む食品は、以下のものがあります。
○レモン
○みかん
○グレープフルーツ
○いちご
○パイナップル
○キウイフルーツ
○梅干し
○酢
○ローズヒップ
「疲れたときには酸っぱいものが欲しくなる」と言われますが、
まさにクエン酸の含まれている食品は酸味のあるものばかり。
食べる量としては、かんきつ類なら1個、梅干なら2~3粒、いちごなら5~6粒程度が目安です。
クエン酸には疲労回復だけでなく、
抗酸化作用や体をアルカリ性に保つ働きもあります。
免疫機能を高め、風邪を引きにくくしたり、ウイルスへの抵抗力をつける効果がそれ。
また、傷などの治りを早める効果もあるようです。
上手にエネルギーを使って、疲れを溜め込まない代謝のいい体を保ちたいですね。